教育プログラムの概要と活動

教育プログラムの活動報告

コンプライアンス・リスクマネージメント

日本の安全保障貿易管理の概要と大学における
輸出管理について

群馬大学 伊藤 正実 教授
2015/ 4/ 7 9:40-12:10 【R01】

群馬大学 共同研究イノベーションセンター 伊藤正実 教授より、「日本の安全保障貿易管理の概要と大学における輸出管理について」の講義がありました。輸出管理に関する法律の枠組みの説明から始まり、大学で起こりえる仮想事例を用いて輸出管理体制構築の重要性について説明がありました。またリスト規制とキャッチオール規制、規制対象に該当した場合の対応方法について説明し、最後に輸出管理体制構築の為の段階的発展モデルや円滑な運用のためのノウハウの説明がありました。

 
伊藤正実 教授   聴講する育成対象者
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大学における輸出管理実務について
東京工業大学 角田重雄 国際連携プランナー
2015/ 4/ 7 13:10-14:10 【R02】

東京工業大学 国際室 角田重雄 国際連携プランナーより、「大学における輸出管理実務について」の講義がありました。外為法と大学における輸出管理の基礎知識、輸出管理体制を構築するための仕組みと考え方、留学生受け入れのチェックポイントについて説明がありました。また紹介実例では留学生・研究員等の受入るため審査(相談~経済産業省へお伺い~研究員受入まで)の実務的な内容や、防衛装備移転三原則の最新情報についても説明がありました。

角田重雄 国際連携プランナー
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生物多様性条約及び名古屋議定書について
バイオインダストリー協会 井上 歩 所長
2015/ 4/ 7 14:20-15:50 【R03】

一般財団法人バイオインダストリー協会 生物資源総合研究所 井上歩 所長より、「生物多様性条約及び名古屋議定書について」の講義がありました。基礎編では、生物多様性条約と遺伝資源の利益配分(ABS)の基本知識、名古屋議定書の概要です。また実務編では、用語の説明やABS関連法令等の調べ方など実践的な内容でした。最後に利益配分(ABS)に関する留意点について述べられ、実務に活用できる講義でした。

井上 歩 所長
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カルタヘナ法に基づく
遺伝子組換え実験(第二種使用等)について

文部科学省 伊藤 隆 専門官
2015/ 4/ 7 16:00-16:45 【R04】

文部科学省 ライフサイエンス課 生命倫理・安全対策室 伊藤 隆 専門官より、「カルタヘナ法に基づく遺伝子組換え実験(第二種使用等)について」の講義がありました。カルタヘナ法の定義及び概要の説明、研究開発段階の第二種使用等における拡散防止措置、大臣への確認申請、留意事項、そして不適切な場合の事例紹介もありました。最後に講義の理解度を把握するための小テストも実施しました。

伊藤 隆 専門官
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全ての研究者にグローバル・スタンダードを
信州大学 市川 家國 特任教授
2015/ 4/ 7 17:00-18:30 【R05】

信州大学 CITI Japan プロジェクト副統括 市川 家國 特任教授より、研究者に求められる行動規範「全ての研究者にグローバル・スタンダードを」の講義がありました。研究者育成の行動規範教育の標準化を展開しているCITI Japan プロジェクトの概要について説明がありました。最近話題になっている研究者不正、不適切な行為をしないためのグローバルな教育システムです。今後、研究者と接する機会が多い研究支援者が十分理解する必要があり重要な内容でした。質疑応答では多くの質問があり有意義な講義でした。

市川 家國 特任教授
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大学における利益相反について
筑波大学 新谷 由紀子 准教授
2015/ 4/ 7 10:00-14:00 【R06】

筑波大学 利益相反・輸出管理マネジメント室 新谷由紀子 准教授より、「大学における利益相反について」の講義がありました。利益相反とは何か?事例に基づいた説明で理解が深まる内容でした。また大学における利益相反の特徴や分類、米国の利益相反や日本における利益相反の現状について説明がありました。講義終了後は、ケーススタディを通してグループ討議と発表を行い利益相反の理解が深まる内容となりました。最後に理解度を把握するための試験も実施しました。

 
グループ発表の様子   試験の様子
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臨床研究における利益相反
東京医科歯科大学 飯田 香緒里 教授
2015/ 4/ 7 14:10-18:10 【R07】

東京医科歯科大学 産学連携研究センター長 飯田香緒里 教授により、「臨床研究における利益相反」の講義がありました。利益相反マネジメントの基礎的な説明、医学研究の特殊性、特に臨床研究の利益相反を中心にした説明です。また利益相反に関わる最新の動向について及び利益相反マネジメントの体制の説明もありました。講義終了後、ケーススタディを通してグループ討議と発表により理解を深めました。最後に理解度を評価するための試験も実施しました。

 
飯田 香緒里 教授   グループ討議の様子
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