教育プログラムの概要と活動

平成28年度 教育プログラムの活動報告

コンプライアンス・リスクマネジメント

日本の安全保障貿易管理の概要と大学における
輸出管理について

群馬大学 伊藤 正実 教授
2016/ 4/ 12 10:40-12:10 【R01】

群馬大学 研究・産学連携推進機構 研究支援人材育成コンソーシアム室 伊藤正実 室長・教授より、「日本の安全保障貿易管理の概要と大学における輸出管理について」の講義がありました。研究支援として海外と研究交流を行う場合、安全保障貿易管理について十分理解し、法令に遵守した適切な手続きを実施しなければなりません。講義では、輸出管理に関する法律の枠組み、リスト規制とキャッチオール規制、大学で起こりえる事例を用いて輸出管理体制構築の重要性について説明がありました。大学の組織として十分機能する輸出管理体制の構築についても学びました。また4/14には輸出管理に関する試験を実施しました。

 
群馬大学 伊藤正実 教授   聴講する受講者
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大学における輸出管理実務について
東京工業大学 角田重雄 国際連携プランナー
2016/ 4/ 12 13:10-14:40 【R02】

東京工業大学 国際室 角田重雄  国際連携プランナーより、「大学における輸出管理実務について」の講義がありました。【R01】講義をさらに実務に拡張した内容です。大学で頻繁に起こりえる事例として留学生の受け入れ体制構築が重要です。講義では、留学生・研究員等の受入るための審査(相談~経済産業省へお伺い~研究員受入まで)の実務的な説明がありました。トピックスとしては経済産業省の「大学・研究機関向けQ&A」の最新情報について学びました。

 
東京工業大学 角田重雄 国際連携プランナー   質疑応答の様子
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生物多様性条約及び名古屋議定書について
バイオインダストリー協会 井上 歩 所長
2016/ 4/ 12 15:00-16:30 【R03】

一般財団法人バイオインダストリー協会 生物資源総合研究所 井上歩 所長より、「生物多様性条約及び名古屋議定書について」の講義がありました。基礎編では、生物多様性条約と遺伝資源の利益配分(ABS)の基本知識、名古屋議定書の概要です。また実務編では、遺伝資源のアクセスや分配、ABS関連法令等の調査、PIC取得やMAT設定の重要性について説明されました。最後に大学における留意点について述べられ、今後の実務に役立つ内容でした。また4/14には生物多様性条約に関する試験を実施しました。

 
バイオインダストリー協会 井上 歩 所長   質疑応答の様子
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研究者倫理の考え方
信州大学 野内 玲 助教
2016/ 4/ 12 16:40-18:10 【R05】

信州大学 CITI Japan プロジェクト 野内 玲 助教より、「研究者倫理の考え方」の講義がありました。研究者育成の行動規範教育の標準化を展開しているCITI Japan プロジェクトの説明や、研究倫理教育の背景、研究倫理とは何か、研究不正の定義、事例とともに詳しい説明がありました。

野内 玲 助教

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大学における利益相反について
筑波大学 新谷 由紀子 准教授
2016/ 4/ 13 10:00-14:00 【R06】

筑波大学 利益相反・輸出管理マネジメント室 新谷由紀子 准教授より、「大学における利益相反について」の講義がありました。利益相反とは何か?事例に基づいた説明で理解が深まる内容でした。また大学における利益相反の特徴や分類、米国の利益相反や日本における利益相反の現状について説明がありました。講義終了後は、ケーススタディを通してグループ討議と発表を行い利益相反の理解が深まる内容となりました。最後に理解度を把握するための試験も実施しました。

 
筑波大学 新谷 由紀子 准教授   試験の様子
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医学研究と利益相反マネジメント
東京医科歯科大学 飯田 香緒里 教授
2016/ 4/ 13 14:10-18:10 【R07】

東京医科歯科大学 産学連携研究センター長 飯田香緒里 教授により、「医学研究と利益相反マネジメント」の講義がありました。医療分野研究の利益相反マネジメントは、人を対象とした生命や安全に直結するため、特に慎重な取扱いが求められます。講義では医学研究の利益相反を中心にした内容です。
 講義終了後、事例を通してグループ討議と発表行い、医学研究の利益相反について理解を深めました。また最後に理解度を評価するための試験も実施しました。

 
東京医科歯科大学 飯田 香緒里 教授   グループ討議の様子
 
発表の様子   試験の様子
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カルタヘナ法について
文部科学省 伊藤 隆 専門官
2016/ 4/ 14 10:00-11:00 【R04】

文部科学省 ライフサイエンス課 生命倫理・安全対策室 伊藤 隆 専門官より、「カルタヘナ法について」の講義がありました。カルタヘナ法の定義や、「第一種使用等」、「第二種使用等」の使用形態によって手続きが異なることを説明されました。また研究開発段階の第二種使用等における拡散防止措置や、文部科学大臣への申請、留意事項について学びました。最後に講義の理解度を把握するための試験も実施しました。

文部科学省 伊藤 隆 専門官
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