教育プログラムの概要と活動

平成28年度 教育プログラムの活動報告

2017/1/25 1月実習講座

1月

1月実習講座
第4回 研究活動の把握能力の養成

平成29年1月25日(金)
宇都宮大学 陽東キャンパス OPT棟 4F コラボ室

今月は、宇都宮大学 陽東キャンパス オプト棟 4F コラボ室にて、第4回研究活動の把握能力の養成の実習講座を開催しました。午前は年に1回実施する論文理解度テストを行いました。午後からは通常の研究活動の把握能力の実習を行い、学外の研究者インタビューの内容について報告がありました。参加者は指導教員の研究支援人材育成コンソーシアム室長、茨城大学3名、宇都宮大学3名、群馬大学4名、宇都宮大学の評価委員会1名、そして事務局の2名も含め、計14名が参加しました。

1月 水仙 No1   宇都宮大学 陽東キャンパス OPT棟
1月 水仙 No1   宇都宮大学 陽東キャンパス OPT棟
1月実習講座のスケジュール
1. 論文理解度テスト 説明
          テスト
10:00~10:05
10:05~12:05
昼食
2. 連絡事項
3. 研究者インタビュー報告(1)
 休憩(10分)
4. 研究者インタビュー報告(2)
 休憩(10分)
5. 研究者インタビュー報告(3)
13:00~13:10
13:10~14:10 10分/ 5分×4人

14:20~15:05 10分/ 5分×3人

15:15~16:00 10分/ 5分×3人
12月 ポインセチア No2
1月 氷柱 (つらら) No1
論文理解度テストの実施
論文理解度テスト 試験の様子
論文理解度テスト 試験の様子

論文理解度テストは、一定時間内(2時間以内)に用意した論文の中から、自身の専門分野の論文と専門以外の分野の論文2通を読んで、研究内容の概要をまとめる記述式の試験になります。今年から規定用紙による自筆での提出以外に、PCによるWord形式での提出も可能にしました。

評価は、論文を提供していただいた教員により採点され、「研究内容を完全に理解出来ていると判断される。(8点)」以上を合格とし、1通あたり10点満点、合計2通あわせて20点満点で採点されます。

<評価基準> 1通ごとの採点の目安を以下に示す。
 ・研究内容を全く理解していない。(0点)
 ・レポートの一部に研究内容の理解が認められる。(3点)
 ・研究内容を概略理解できていると判断される。(6点)
 ・研究内容を完全に理解出来ていると判断される。(8点)
 ・研究内容を完全に理解し、その成果の特色や強みまで読み取っている。(10点)

<論文の選択>
 今年は以下の分野の教員から論文をご提供いただきました。この中から専門分野と専門以外の分野の2通を選択します。
 ・医学   群馬大学  土橋邦生教授
 ・農学   茨城大学  鈴木義人教授
 ・理学   茨城大学  折山 剛教授
 ・工学1  群馬大学  石間経章教授
 ・工学2  宇都宮大学 鈴木 昇教授
 ・人文社会 宇都宮大学 鈴木富之講師

<評価結果>
 評価結果については、平成29年 3月 23日 通知しました。

1月 水仙 No2
1月 水仙 No2
研究者インタビュー報告 1

第4回研究活動の把握能力の実習は、事前に学外の研究者インタビューを実施し、研究の内容、強みと特色、産学連携や異分野間の連携の可能性について報告書にまとめます。実習当日は、インタビューした研究者2名もしくは1名の研究内容について発表がありました。

宇都宮大学 三柴URAの発表

群馬大学 保健学研究科 1名、教育学部 1名の研究者インタビューを実施

宇都宮大学 三柴URAの発表   宇都宮大学 三柴URAの発表

群馬大学 飯塚URAの発表

宇都宮大学 バイオサイエンス教育研究センター 1名、応用科学科 1名の研究者インタビューを実施

群馬大学 宇野URAの発表   群馬大学 宇野URAの発表

群馬大学 宇野URAの発表

宇都宮大学 農学部 2名 の研究者インタビューを実施

群馬大学 宇野URAの発表   群馬大学 宇野URAの発表

茨城大学 梶野URAの発表

宇都宮大学、地域デザイン科 1名、工学研究科 1名 の研究者インタビューを実施

茨城大学 梶野URAの発表   茨城大学 梶野URAの発表
1月 水仙 No3
1月 水仙 No3
研究者インタビュー報告 2

宇都宮大学 木村URAの発表

茨城大学 理学部 1名、地球変動応用科学研究機構 1名の研究者インタビューを実施

宇都宮大学 木村URAの発表   宇都宮大学 木村URAの発表

宇都宮大学 倉山URAの発表

群馬大学 理工学府 環境創生部門 2名の研究者インタビューを実施

宇都宮大学 倉山URAの発表   宇都宮大学 倉山URAの発表

茨城大学 澤田URAの発表

宇都宮大学 地域連携教育研究センター 1名、教育学部 1名の研究者インタビューを実施

茨城大学 澤田URAの発表   茨城大学 澤田URAの発表
1月 氷柱 No2
1月 氷柱 No2
研究者インタビュー報告 3

群馬大学 早川URAの発表

宇都宮大学 農学研究科 2名の研究者インタビューを実施

群馬大学 早川URAの発表   群馬大学 早川URAの発表

茨城大学 平山URAの発表

宇都宮大学 教育学部 1名、地域デザイン科 1名の研究者インタビューを実施

茨城大学 平山URAの発表   茨城大学 平山URAの発表

群馬大学 布川URAの発表

茨城大学 工学部 2名の研究者インタビューを実施

群馬大学 布川URAの発表   群馬大学 布川URAの発表
 最後に、平成28年度の研究活動の把握能力の実習は、今月で最後の実習講座になります。これまで受講者が実施した研究者インタビューの件数は、平成27年度が81件、平成28年度が85件、合わせて166件の研究者インタビューを実施しました。受講者はこの実習を通じて、たくさんの研究者情報を得ることができました。自身が発表する研究者情報だけでなく、他の受講者の発表を聴講し議論することで、自身の研究内容の把握能力を相対化するだけでなく、多くの研究者情報を得ることが可能です。そして当日、配布される研究者インタビュー報告書は、回を重ねるたびに研究者の情報が保存データーとして蓄積され、今後の研究支援活動に役立つ資料になるものと思われます。
 また、研究活動の把握能力の実習は、単なる実習の教育だけで終わるものではなく、その延長線上には産学連携や異分野連携の可能性も含んでいます。実際に、この研究者インタビューをきっかけに共同研究へと結びつく事例もありました。この実習が、教育から実務への発展の可能性があることは、大学機関として効率的で魅力的な実習であると言えます。
 来年度も、研究活動の把握能力の実習を継続していきます。
1月 氷柱 No3
1月 氷柱 No3
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