研究支援人材育成の方法
本コンソーシアム事業で教育する研究支援人材は、以下の6つの要素について教育します。
- 大学の研究内容の把握
- 科学技術政策と競争的研究資金に関する知見
- 企業の研究開発活動への理解
- 知的財産リテラシーの向上
- コンプライアンス・リスクマネジメントの理解
- プロジェクトにおける関係者間の調整能力
教育方法は、主に座学を中心として講義と実習講座を実施します。
座 学 集 中 講 座 |
コンプライアンス リスクマネジメント |
輸出管理、生物多様性条約 カルタヘナ法、利益相反 |
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ファンド申請 | 科学技術基本法、申請書作成方法 JST、NEDO 事業内容 |
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知財管理と契約 | 著作権、技術移転と契約 特許法と大学知財の関わり、各大学の知財管理ルール 大学におけるノウハウ管理 |
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実 習 講 座 |
研究活動の把握能力養成 | 研究者の研究内容に関するプレゼンテーションを聞き、学際領域研究や異セクターとの連携の可能性について討議と発表をおこなう。 |
企業の研究活動の 理解力 |
技術系の企業管理職により、研究開発とその問題点等を講義、講義内容に関し、企業関係者とグループ討議を行う。 | |
PJ企画立案、PJ関係者の 調整能力 |
日常の研究支援活動を事前にレポートする。レポートの中から共通の問題点を抽出し、グループ討議と発表を行う。 | |
リライト作業 | 1年間に2回事業趣旨が異なるファンディング事業に向けた書き換え作業を行う。 |
6要素が研究人材育成に必要な要素と捉え、職能評価と所属する大学での業績評価を厳格におこなうことにより、能力やスキルの向上を客観的に評価し、毎年の育成プログラムを実施していきます。また受講生の理解度や資質の向上の度合い等を見て、必要に応じ教育プログラムの改善をおこないます。
研究支援人材は広範囲なリテラシーとスキルが求められます。