平成28年度 教育プログラムの活動報告
2017/2/24 2月実習講座
2月実習講座
第5回 プロジェクト企画立案・調整能力の向上
平成29年2月24日(金)
東京医科歯科大学 湯島キャンパス MDタワー 9階 大学院講義室4
第5回 プロジェクト企画立案・調整能力の向上の実習は、東京医科歯科大学 湯島キャンパス MDタワー 9F 大学院講義室4で開催しました。参加者は指導教員の群馬大学研究支援人材育成コンソーシアム室長、茨城大学3名、宇都宮大学3名、群馬大学4名、新潟大学1名、東京医科歯科大学1名、事務局の2名も含め、合計15名が参加しました。
東京医科歯科大学 湯島キャンパス | 2月 梅 No1 |
2月実習講座のスケジュール | |
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1. 連絡事項 2. グループ討議 ・討議課題の説明 ・グループ討議 ・発表 3. ショートプレゼンテーション 4. 連絡事項(2) |
13:00~13:35 13:35~16:00 13:35~13:40 13:40~14:55 75分 15:00~16:00 3Gr×7分/13分 16:00~16:40 2課題 5分/10分 16:40~17:00 実習の見直し |
2月 梅 No2
グループ討議のテーマ
大学内の様々なセクター(大雑把に言えば、大学幹部、事務組織、一般教員等)間の関係調整をおこなうことはURAの業務の一つである。URAはその立ち位置や力量によって関与の範囲や関与の在り方が変わり、各セクターの属人的なものにも支配されやすく、一義的に議論することは容易ではありません。そこで議論を絞り、上述の業務を全うする上で、キーになると思われるURA組織管理者とURAの間の適切な業務分担や関係性の在り方について議論しました。
2月 梅 No3
第1班 (木村、長谷川、布川、飯塚) |
第2班 (倉山、早川、宇野、三柴、玉村) |
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第3班:移動中に議論 (梶野、平山、澤田) |
2月 梅 No4
グループ発表 聴講の様子
第1班の発表 (群馬大学 布川URA)
第1班の発表は、新潟大学、宇都宮大学、群馬大学の組織体系図とそのメリット・デメリットについて説明がありました。URA組織が、事務系に近い組織であるべきか、教職員に近い組織なのか、または独立した組織の方が良いのか議論になりました。さらに重要なこととして、大学内にURA組織の存在が広く認められること、指示命令系が明確であること、報告・連絡・相談(ホウレンソウ)ができる環境が整っていることが示されました。
発表する群馬大学 布川URA |
第2班の発表 (群馬大学 宇野URA)
第2班の発表は、東京医科歯科大学、宇都宮大学、群馬大学のURA組織管理者と業務体制及び業務分担について説明がありました。特に目標や業務分担が明確に示されていることが重要で、トップダウンが良いのか、ボトムアップが良いのか、という議論になりました。またURAは大学幹部、事務組織、教員との調整役として脇役業務に撤するが、主体的に行動することが必要であると示されました。
発表する群馬大学 宇野URA |
第3班の発表 (澤田URA)
第3班の発表は、一般論として、「URAを統括する管理者が複数存在する」、「URA管理機能の定着」、「管理者―URA間、URA-URA間の関係性」に課題を挙げてグループ内で議論が交わされたこと。そして導き出した結論は、URAは受身となる存在であるが、実際は能動的に行動することが重要であるとの発表がありました。
発表する茨城大学 澤田URA |
2月 梅 No5
2月 梅 No6
日頃、研究支援活動に携わる中で、常に発生する疑問や課題を取り上げ、グループ内で議論し情報を共有します。今月は以下の2つの課題について議論しました。
(1)申請書作成支援のクオリティチェックをどのようにしておこなうべきか?
(宇都宮大 三柴URA)
URAとして申請書をチェックする支援業務を行っているが、その後はたして本当に教員は満足されたのか?各大学ではどのようにそれを把握しているのか?という問いで議論されました。それぞれの大学から取り組み状況の説明があり、例として申請書提出後に教員にアンケートをとってフィードバックするなどの意見がありました。
宇都宮大学 三柴URAの問題提起と議論の様子 |
(2)クラウドファンディングを運用する際に配慮すべき課題は何があるか?
(群馬大 飯塚URA)
最近、注目されている学術系クラウドファンディグを運用する場合の課題について議論されました。飯塚URAからクラウドファンディグについての説明の後、利用に際のリスクに関する具体的な指摘がなされ、こうした危険性を十分認識した上での運用が望ましいという結論に至りました。
群馬大学 飯塚URA 発表の様子 |
2月 梅 No7
東京医科歯科大学 湯島キャンパス