教育プログラムの活動報告
(プロジェクト企画立案・調整能力の向上(第1回))を実施
宇都宮大学 陽東キャンパス オプティクス教育研究センター 地域共生研究開発センター
6月実習講座のスケジュール
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6月実習講座を「プロジェクト企画立案能力・プロジェクト関係者の調整能力の向上」(以下PJ調整能力の向上)を中心に実施しました。参加者は、コンソーシアムの共同実施機関である茨城大学、宇都宮大学と群馬大学の8名の研究支援者です。
事前に、研究支援者は、日常業務の主な実施内容と問題点を「OJT活動事前提出シート」に記載し、提出しました。この中から、研究支援人材評価委員会は、グループ討議の1課題とショートプレゼンテーションの3課題を決定しました。
グループ討議の課題は、最も多かった問題点である研究者のデータベース構築に関連させ、「教員に関する情報の収集の目的は何か?これがどのようなプロセスを経て実際の成果につながるのか?URAの活動の多様性を踏まえて、そのあり方を討議していただきたい」としました。2グループに分かれての討議の後に、それぞれ報告し、全員で討議しました。研究者情報を活きた情報とするための研究者インタビューの重要性や活きた情報とするために必要な内容などを議論し、研究者インタビューのフォーマットの改善提言につなげました。
ショートプレゼンテーションでは、事前提出シートの中で、気になった問題や項目を3テーマ挙げ、説明と議論をしました。今回のテーマは、下記です。
- 研究支援職の教養としての科学論について
- 申請書の先行研究の分析について
- コーディネータ会議の目的について
「PJ調整能力の向上」の実習は、今年度中に全部で6回実施しますが、実務が進むとその時々の問題点が現れます。いろいろな段階での問題をテーマにして議論していきます。
受講者の感想
・【茨城大学 / 澤田】
教員ポストで雇用された産学連携コーディネータとして2大学に14年間勤務したが、企業、教員双方に力量を最大限発揮していただくのはなかなか難しいことである。双方が満足するスキームをその場その場で提案できなければならない。提案したい内容を作業仮説とし、その検証のために情報収集し、さらにその延長線上に企業、教員との面談を位置づけるのが多能工型研究支援人材の職務であろう。
・【宇都宮大学 / 木村】
研究者データベースの議論では、改めて情報収集の目的や手法について、考えを整理する良い機会となりました。また本講座を通して、コンソのURAの皆さんが同じような悩みを持ち、解決しながら活動していることを知り、大変心強い仲間ができたと感じました。早く研究プロジェクトの企画立案・調整能力が身につく様、日々の活動に励んで参ります。
地域共生研究開発センター | グループ討議(1班) | |
グループ討議(2班) | グループ討議の報告(茨城大学/平山) | |
全体討論 | ショートプレゼンテーション(宇都宮大学/倉山) |