平成27年度 教育プログラムの活動報告
(プロジェクト企画立案・調整能力の向上(第3回))を実施
プロジェクト企画立案・調整能力の向上は、9月の実習に続き今回で第3回目の開催になります。
場所は群馬大学 桐生キャンパス 産学連携・共同研究イノベーションセンター3F 研修室、参加者は指導教員の群馬大学 研究支援コンソーシアム室長の伊藤正実 教授、茨城大学URA5名、宇都宮大学URA3名、群馬大学URA5名、TV会議システムを使って参加した宇都宮大学 野本義弘 准教授、そして事務局2名の計17名でした。当日は最高気温13℃、最低気温7℃で例年になく暖かい秋となり、厚い上着が必要にならないほどの陽気な天候となりました。
群馬大学 桐生キャンパス 産学連携・共同研究イノベーションセンター |
11月実習講座のスケジュール
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第2回ファンド申請リライト作業のコンペティションの課題が発表されました。課題は、群馬大学 栗田伸幸 助教にご協力していただき、日本学術振興会(JSPS)若手研究(B)に採択された申請書が計画通り終了したという前提のもと、その社会実装を意図して研究内容を発展させることを目指し、日本医療研究開発機構(A-MED)研究費の申請をおこなうことを想定した申請書の作成を実施します。
申請リライト作業の課題を提供して頂いた教員
群馬大学 理工学研究 栗田 伸幸 助教
9月の実習講座では第1回ファンド申請リライト作業の最優秀賞受賞者から、書き換えのポイントについて発表がありました。受講者はこのテクニックを参考にして再チャレンジします。また、この課題は創造力を駆使して実用化までの提案ができるかが重要なポイントであり、このリライト作業を繰り返すことで受講者全員のレベルアップが期待できます。
提出は平成28年 1月 29日(金)、評価は3月の実習講座で報告する予定です
群馬大学 桐生キャンパス 産学連携・共同研究イノベーションセンター |
プロジェクト調整能力の向上を養成するこの実習講座は、日常業務の主な実施内容とその過程で発生した問題点を、事前に「OJT活動事前提出シート」に記載し、その中から議論するテーマを決め、グループ討議と発表を行います。受講生間の情報共有と指導教員の指摘、助言からプロジェクト調整能力向上を図ります。
今回のプロジェクト調整能力向上のテーマは、学際領域研究あるいは社会課題解決型プロジェクト(含意として産学官連携を含む)に関わる際に、インタビューする教員から情報収集する際のポイントとしてどんなことを聞くべきか、あるいは情報を入手する際のコツや周辺情報の調査の在り方について、2つのケースを想定しグループ討議を実施しました。
(2) グループ討議2: 社会課題解決型プロジェクト
第1班(立見、三柴、宇野、梶野)
三柴URAの発表 | 第1班 グループ討議の様子 | 立見URAの発表 | 発表後、議論する様子 |
第2班(倉山、飯塚、平山、平井、間宮(Skype遠隔参加))
平山URAの発表 | 第2班 グループ討議の様子 | |
平井URAの発表 | 発表後、議論する様子 |
第3班(布川、澤田、木村、早川)
早川URAの発表 | 第3班 グループ討議の様子 | |
木村URAの発表 | 第3班 グループ討議の様子 |
群馬大学 桐生キャンパス 正門 |
OJT事前シートから日常業務で発生した疑問や問題点について取り上げ、当事者からショートプレゼンテーションを実施します。この発表により、他の受講者との意見交換や、指導教員からのアドバイスを頂き、今後の業務改善に反映させます。
今月は2つの課題について議論しました。
発表と問題提起をする倉山URA |
(2) 科研申請の支援の在り方と現状の改善すべき課題 (群馬大学 布川URA)
意見交換と助言を受ける 布川URA |
・宇都宮大学 三柴 由江
今回の実習では、「プロジェクトの企画立案にはどのような情報が必要なのか」を理解し、教員インタビューの際には「具体的に何を聞くことが必要なのか」を学ぶことができました。また、企業への対応における留意点等についても確認することができました。これからの様々な分野のプロジェクトを企画する中で、今回の研修内容を活かせるよう努力したいと思います。
・群馬大学 宇野 太郎
第1班では、プロジェクト企画立案時に教員インタビューする想定ケースを詳細に場面設定して論点・結論を導き出すことを意識づけしながら、グループ討議しました。各班で導き出された対応時の数々のポイントやコツは、プロジェクト研究推進の実際の業務に取り込み、今後、失敗(成功)を重ねていく中でさらに反芻していきたいです。 ショートプレゼンテーションで議論した2つのテーマは、各大学で行われる業務の内容や量に差異はありますが、一人ひとりの研究支援者がこれら性質の異なる業務に対応する器量を身につけつつも、数名単位で構成される研究支援組織であってもチームとしての対応力を高めていく必要性を確認しました。
群馬大学 桐生キャンパス 構内 |