教育プログラムの活動報告
(プロジェクト企画立案・調整能力の向上(第6回))を実施
宇都宮大学 陽東キャンパス オプティクス教育研究センター 4Fコラボ室
第6回プロジェクト企画立案・調整能力の向上の実習は、平成27年度の最後の実習講座になります。場所は宇都宮大学 陽東キャンパス オプティクス教育研究センター 4Fコラボ室で開催し、参加者は指導教員の研究支援コンソーシアム室長、茨城大学URA5名、宇都宮大学URA3名、群馬大学URA5名、そして事務局2名の計16名が参加しました。
プロジェクト調整能力の向上の講座は1年間で計6回の実習を行い、同じ研究支援業務に携わる他大学のURAと多くの議論を重ねました。日頃、研究支援業務で抱く悩みや課題について問題提起と議論を行い、自分自身の主張、参加している受講者の異なる意見、指導教員からの助言によって気づきを与えます。さらに課題について客観的な視点で取り上げることができ、問題解決の近道になるものと期待できます。
引き続き平成28年度も、プロジェクト企画立案・調整能力の向上の実習を実施し、研究支援人材育成に貢献していきます。
宇都宮大学 陽東キャンパス 構内 |
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第2回ファンド申請リライト作業のコンペティションは、群馬大学 理工学研究院 電子情報部門 栗田 伸幸 助教により、申請書の提供と受講生の評価を行って頂きました。ご協力感謝いたします。申請書は日本学術振興会(JSPS)若手研究(B)を基に、日本医療研究開発機構(A-MED)研究費の申請することを想定し、その社会実装を意図して計画の立案や想像力を発揮し、研究内容を発展させることを目指した申請書に書き替える実習を行いました。
申請書の提供と評価をして頂いた 群馬大学 栗田 伸幸 助教 |
課題は11/27に出題され、1/29に書き換え作業の提出期限、そして3/18の実習で成績が発表されました。コンペティションの結果、良い成績を収めた群馬大学の飯塚朗URAが最優秀賞を受賞しました。その後、受賞者より、どの様な考えで申請書を作成したか、基本的な考え方について発表があり、参加した受講者にとって大きな刺激となり、今後の申請書作成に参考になりました。
飯塚朗URAの最優秀賞 受賞の様子 | 飯塚朗URAの発表 |
最後に全体の講評について、栗田 伸幸 助教のコメントが受講者に伝えられました。「受講者のバックグラウンドが申請書の特色に現れており大変興味深い内容です。良い申請書を書くには自分の強みを活かすことが重要で、さらに訴求力のある申請書にするのは背景に幅広い見識が必要と感じます。受講生の今後の研究支援活動に期待します。」とのご講評を頂きました。
(1) グループ討議1: 外部資金獲得までに至った経験をしている方が少ない中、将来的に大学の研究活動の質的向上にどう寄与できるかが重要課題です。そこで現状のスキルで寄与できることは何か?また将来的に大学の中の研究活動による知的生産にどのように寄与すべきか?を討議のテーマにしました。
第1班(立見、澤田、木村、平山)
澤田URAの発表 | 第1班 グループ討議の様子 |
第2班(布川、早川、倉山、梶野)
倉山URAの発表 | 第2班 グループ討議の様子 |
第3班(平井、宇野、三柴、飯塚、間宮)
三柴URAの発表 | 第3班 グループ討議の様子 |
宇都宮大学 陽東キャンパス 地域共生研究開発センター(手前)とオプティクス教育研究センター(奥) |
(2) グループ討議2: 学際領域研究、あるいは外部セクターとの連携プロジェクトを構築しようとする場合、教員の研究情報を把握するだけでは不十分である。そこで、この情報以外に必要なことは何か?自身の経験を踏まえて議論しました。
第1班(立見、澤田、木村、平山)
立見URAの発表 | 第1班 グループ討議の様子 |
第2班(布川、早川、倉山、梶野)
梶野URAの発表 | 第2班 グループ討議の様子 |
第3班(平井、宇野、三柴、飯塚、間宮)
間宮URAの発表 | 第3班 グループ討議の様子 |
宇都宮大学 陽東キャンパス 構内 |
(1) ショートプレゼンテーション1: 群馬大学 宇野URA
群馬大学 宇野URAの問題提起により、大学執行部、学部代表者、個々の教員の間には意識や考え方のずれがあるのか?また、このずれをどう認識し対処していくべきか? を議論しました。
宇野URAの発表 | 議論の様子 |
(2) ショートプレゼンテーション1: 宇都宮大学 木村URA
宇都宮大学 木村URAの問題提起により、地方自治体との関係の在り方、またその体制づくりをどう進めたらよいか?を議論しました。
木村URAの発表 | 議論の様子 |
・宇都宮大学 三柴 由江
今回の実習では、「将来的に大学の研究活動の質的向上にどのように寄与できるのか(課題1)」「プロジェクト調整を行なう上で研究情報の他に必要な情報は何か(課題2)」について、個人のスキルや経験を元にグループで議論し、そして全体討議を行ないました。課題1では、自分のスキルや経験を再認識し、どのようにそれを活かせるのかを考え、整理する良い機会になりました。また、異なる経験に基づくスキルが支援にどのように活かされるのかを知ることができ、非常に有意義な実習でした。課題2では、研究情報以外でURAがどんなことに着目しているのかを知ることができました。今後のインタビューやプロジェクト等の企画に活かしていきたいと思います。
宇都宮大学 陽東キャンパス 構内 |