教育プログラムの概要と活動

平成29年度 教育プログラムの活動報告

2017/5/26 5月実習講座

5月

5月実習講座
第1回 プロジェクト企画立案・調整能力の向上

平成29年 5月26日(金)
東京工業大学キャンパス・イノベーションセンター 2階 多目的室1

第1回 プロジェクト企画立案・調整能力の向上の実習は、東京工業大学キャンパス・イノベーションセンター(東京都港区)2階 多目的室1で開催しました。参加者は指導教員の群馬大学研究支援人材育成コンソーシアム室長、茨城大学3名、宇都宮大学3名、群馬大学4名、横浜市立大学1名、事務局の2名も含め、合計15名が参加しました。

東京工業大学 キャンパス・イノベーションセンター   5月 茶葉,茶畑 No1
東京工業大学 キャンパス・イノベーションセンター   5月 茶葉,茶畑 No1
5月実習講座のスケジュール
  第1回ファンド申請の実習課題提示
1. 連絡事項
2. グループ討議
 ・討議課題の説明
 ・グループ討議
 ・発表
3. ショートプレゼン 
13:00~13:15
13:15~13:25
13:25~15:35
13:25~13:30
13:30~14:40 70分
14:45~15:35 3Gr×6分/10分
15:45~16:30 3課題× 15分
第1回 ファンド申請の実習 課題の提示

【1】ファンド申請の課題

ファンド申請に対する業務遂行能力の向上を目的に、適切に申請書の書き換えが出来るような実践的な実習です。現在、申請を検討している教員から相談されたと仮定し、研究支援者としてより良い申請書に書き換えます。

申請書:環境省 環境研究総合推進費 [委託費]申請書
 申請書の題名:非公開 (コンソーシアム参加のファンド申請実習受講者のみ限定)

【2】書き換え方法

元の申請書から変更箇所がわかるように、赤字で加筆する。

【3】提出期限

平成 29 年 7 月 31 日 (月)まで

【4】評価教員と評価基準(合計30点満点)

【評価の観点1】 元の申請書の研究内容や事業趣旨を理解できているか?
【10点満点】 申請書を提供した当該分野の研究者が評価する。
【評価の観点2】 構成などが明確であり、理解しやすく審査者への訴求性が高い内容になっているか?
【20点満点】 近い分野であって科研の審査に関わった経験のある研究者が評価する。

【5】評価結果の通知

平成 29 年 9月頃 受講者に通知予定

平成28年度 表彰式

「多能工型」研究支援人材育成コンソーシアム運営協議会では、平成28年度の教育プログラム(座学講座、実習講座)に参加したコンソーシアム事業の育成者を対象に、座学講座の試験、企業活動のレポート、ファンド申請のリライト作業、論文理解度テスト、プロジェクト調整能力力量評価を総合的に評価し、最も優秀な成績を収めた最優秀賞(1名)、高成績を収めた優秀賞(2名)を表彰しました。以下の3名が受賞しました。

最優秀賞 : 宇都宮大学 木村 晃子 様
最優秀賞 : 宇都宮大学 木村 晃子 様
優秀賞 : 茨城大学 平山 太市 様
優秀賞 : 茨城大学 平山 太市 様
優秀賞 : 宇都宮大学 倉山 文男 様
優秀賞 : 宇都宮大学 倉山 文男 様
5月 茶葉,茶畑 No2
5月 茶葉,茶畑 No2
グループ討議

グループ討議のテーマ

複数の教員が関与する規模の大きい研究プロジェクトで学内セクター(教員同士あるいは教員と事務組織)や学外セクターの調整において、URAはどんな機能を発揮すべきか?”連携の構造“を分類することを意識し、パターン毎の対応について話し合いました。

第1班(飯塚、宇野、梶野、倉山)   第2班(木村、澤田、岡野、平山)
第1班(三柴、早川、梶野)   第1班(三柴、早川、梶野)
第3班(早川、布川、三柴、永井)
第1班(三柴、早川、梶野)
5月 茶葉,茶畑 No3
5月 茶葉,茶畑 No3
グループ 発表

第1班の発表 (倉山URA)

第1班の発表は、4つのケースに分けて説明がありました。ケース1は執行部案件のプロジェクト、ケース2は学内セクターの調整案件、ケース3は学,学,産連携の場合、ケース4はすでに産学チームが出来きているプロジェクについて、それぞれのURAの役割と取り組み方について発表がありました。「執行部に向けた具体的な働きかけ」が重要であるとの意見がありました。

発表する宇都宮大学 倉山URA
発表する宇都宮大学 倉山URA

第2班の発表 (茨城大学 澤田URA)

第2班は、最初に「連携の構造」について説明がありました。組織や個人に対しての関係性は無数に存在していること、そしてURAとして活動パターン(取り組み)は幾多の考え方があることを示されました。次に「URAの機能」として、どこかに隙間があってそれをつかむことの重要性を提唱されました。最後に「構造」の捉え方について、ステークホルダーの動機をつかむこと、また状況変化に対して常に認識すること、その変化に対する環境づくりが重要で、URAとして柔軟な対応が求められることを示されました。

発表する茨城大学 澤田URA
発表する茨城大学 澤田URA

第3班の発表 (群馬大学 永井URA)

第3班は、執行部、研究者、事務、自治体、企業のそれぞれの関係性に対して具体的な取り組み方について発表がありました。質疑応答では、複数のステークホルダーに対する調整や、事業方針に沿った動き、執行部(上層部)を動かすためにどのように取り組むべきか、と言った議論になりました。

発表する群馬大学 永井URA
発表する群馬大学 永井URA
5月 茶葉,茶畑 No4
5月 茶葉,茶畑 No4
ショートプレゼン(個別討議)

日頃、研究支援活動に携わる中で、常に発生する疑問や課題を取り上げ、全員参加で議論し情報を共有します。今月は以下の3つの課題について議論しました。
(議論は非公開:議題名のみ記載します)

(1) 学外の公募事業に対する教員の関心が高いように見えないのは何故か?

宇都宮大学 三柴URA 問題提起の様子
宇都宮大学 三柴URA 問題提起の様子

(2) 学外の公募事業の説明会をする場合、どのような企画が求められるか?

茨城大学 平山URA 問題提起の様子
茨城大学 平山URA 問題提起の様子

(3) メインストリームの研究テーマではない共同研究提案を企業から受けたときの(たいていの産学連携はそうなのであるが)制約条件とその調整の在り方

群馬大学 飯塚URA 問題提起の様子
群馬大学 飯塚URA 問題提起の様子
5月茶葉,茶畑 No5
5月茶葉,茶畑 No5
5月
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